【親と子の音楽コラム♪連載11月号】「手遊びを楽しもう」
みなさんは子どもの頃、手遊びをして遊んだ記憶はありますか?
小さい時にやっていた手遊びをママになった今、自分の子どもと一緒にやってる! なんて声もよく聞きます。
何気なく遊んでいた手遊びですが、この手遊びには楽しいだけではなく子どもの成長につながる、とても良い効果がいっぱいあると言われているんです。
どうな効果があるのかというと・・・
まずは体の成長につながる効果!
・手先が器用になる
手や指を動かすので、手先が器用になります。発達段階に合わせて難しい指の動きに挑戦してみたりと、楽しみながら学ぶことができます。
・脳の発達を促す
手遊びでは利き手ではない方の手も使い、左右の手をバランスよく使うため、脳の活動を活性化して発達を促してくれます。
・リズム感や反射機能が身につく
歌を歌いながら体を動かすことを繰り返し行うことでリズム感を養い、反射機能を発達させることにつながります。
・体の動かし方が身につく
腕を大きく広げたり、指でいろんな形をつくったりと、体の動かし方や力の入れ方などが自然と身につき、感覚も学ぶことができます。
そして言葉やコミュニケーションの発達。
手遊びの歌には生活の中に出てくる色々なモノの名前や言葉がでてきますね。
繰り返し遊びながら歌うことで、自然とその言葉を覚えることにつながっていくのです。
また、みんなで呼吸を合わせて歌ったり、親子やお友だちと触れあいながら遊ぶことで自然とコミュニケーション能力が身についていきます。
手遊びは体だけではなく心の成長も促します。
多くの手遊びの中には、スキンシップがたくさん含まれている為、脳内が刺激され気持ちの安定をもたらし、情緒が安定します。
その他にも、手や指を何かにみたてたり、何かになりきったりすることで、想像力を養うことも出来ます。
このようにさまざまな効果が期待される手遊び。
まだ動いたりお話ができない赤ちゃんでも「いっぽんばしこちょこちょ」や「あたまかたひざポン」など、手や足などに優しくタッチしながら遊ぶのも良いでしょう。
私のリトミックレッスンの中でも、子ども達の年齢や成長に合わせた手遊び歌をよく紹介しています。ママ達から「家でよく歌って遊んでます」などの声もいただき、嬉しく思うと同時に、私自身もそういったママ達の声を通して子ども達の成長に気付かされます。
手遊びは道具を準備する必要もなく、どこでも手軽に楽しむことができるので、
混んでいる病院やレストランなどの待ち時間など子どもたちがグズグズしてしまいそうな時にも大活躍まちがいなし!
親子で楽しい時間が過ごせることでしょう。
ちょっとしたすき間の時間を使って、ぜひ親子で楽しんでみてくださいね♪